ストーリー |
魔族の血を引く半魔人として生を受けたリウイ・マーシルンは、人間族の暴力と勇者の侵略により両親を失った。
その復讐を終えてから四年…。
魔族と蔑まれるリウイが王となったメンフィル王国は、カルッシャ王国を始め、諸国によって国を封鎖されるが、側近の尽力によって大封鎖は解除。
しかしカルッシャでの和平会談に赴いた先で、宮廷魔術師テネイラ殺害の罪を着せられるのだった。
心の中の光と闇に翻弄されながらも、王として決断を迫られるリウイ。それによって導き出される未来。
寄り添いながら見守る王妃イリーナや、時には敵味方になって戦っていく戦士や姫達。
幻燐戦争・・・。後にそう呼ばれる戦いはカルッシャ王国の姫将軍、そしてリウイに隠された、誰にも明かすことのできなかった真実へと至るのであった…。
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はじめに |
システム |
★★★★★★★★☆☆8 |
音楽/声 |
★★★★★★★★★★10 |
絵/CG |
★★★★★★★★☆☆8 |
シナリオ |
★★★★★★★★★☆9 |
エロ |
★★★★★★★★☆☆8 |
合計 |
43/50(86点) |
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主な登場人物▽ |
リウイ・マーシルン/主人公・名前固定
ちょっとクールな主人公。魔人の父と人間の母との間に生まれた「半魔人」で、現メンフィル国王。
イリーナやティナ、ペテレーネとの出会いによって人間族に対する考え方が少しずつ変化し、現在は人間と闇夜の眷属が共存する国を作ろうと妻のイリーナと共に頑張っている。
冷たいようでさり気なく優しい男なので次々と女性の心をゲットしてしまうが、一応イリーナが一番。
イリーナ・マーシルン 声:大波こなみ
メンフィル王妃で、この作品のヒロイン。前作の後、リウイと結婚して苦労しながらも幸せな生活を送っていた。一国の王妃であるが、お茶を淹れたりお菓子を作ったりも出来る家庭的な女性。
「テネイラ事件」によって姉のエクリアとリウイが戦うことになったことに心を痛めている。
夫が色々な女性とHしているのを知っており、子孫を残すのも王の務めと自分に言い聞かせ我慢しているが意外とやきもち焼きなので、ニコっと微笑みながら棘が有りすぎる声でキレるお茶目な王妃さま。
カーリアン 声:青山ゆかり
上級悪魔と睡魔族のハーフ。リウイの姉的存在で密かに彼のことを想っているが、リウイがイリーナと結婚したため「気を使って」こっそり傷心旅行に出る。
「リウイの姉」っぽく振る舞ってはいるが、リウイのことは完全には諦め切れていない様子。
ファーミシルス 声:春日アン
誇り高きラウマカール族の女性。現在はメンフィル王国地方遠征軍の大将軍として戦場に中心にいる。
カーリアンとは非常に相性が悪く、カーリアンとの口喧嘩はこの作品の醍醐味の一つ。
進め方によってはルース君と結ばれてしまうが、ルース君はイイ奴なのであまり気にならないはず。
ペテレーネ・セラ 声:春日アン
アーライナの修道女。家事全般が得意で、普段はリウイやイリーナの世話役をしている。
自分の力に自信がなく力不足を感じているため、もっと強くなりたいと思っており、色々と努力している。
最初から側室にいるキャラなので好きな時に奉仕させることが可能だが、側室の「奉仕」を除いても前作からいるキャラの割にHシーンが多い。
ティナ・パリエ 声:ダイナマイト亜美
イーリュンの修道女。現在は各地で奉仕活動(福祉)をしているが、リウイの要請を受けて仲間になる。
誰に対しても優しいけれど、初めての男性であるリウイには特に献身している。
側室には入れられないが、ロウ・中立ルートとカオスルートの両方で別々のHにシーンがあり、「聖女」と言われている割にかなりエロい。
ラピス・サウリン 声:逢川奈々
セルノ王国の王女。思慮深く落ち着いた雰囲気の女性で、物腰は穏やか。
幼い頃に魔人グラザと何回か会ったことがあり、その息子であるリウイは気になる存在。
リウイのことを知っていく内に自分の中でリウイの存在が大きくなり、彼への想いがどんどん強くなっていく。
リン・ファラ=バルジアーナ 声:岩泉まい
バルジア王国の王女。セルノ王国のラピス姫に負けないように頑張ってきた。
リウイ&ラピスと話をする内に、自分の中にある「魔族」のイメージが間違っていることを知り、「人間」と「闇夜の眷属」の共存のために戦うリウイに好意を抱くようになる。
カオスルートでは側室の女性の中で唯一、海にDIVEするイベントが用意されている。
セリエル・イオテール 声:蓮香
スリージ王国の王女。祖父であるガゼル王に大切に育てられたため、政治や世間に疎い。
過保護に育てられたので料理もろくに作れず、何でも出来るイリーナを尊敬している。
リオーネ・ナクラ 声:金松由花
フレスラント王女。姫将軍エクリアを崇拝しており、その影響で魔族に対して強い嫌悪感を持っている。
性格がキツい女王様タイプで、エクリア以外の者には高圧的。
国が敗れて仕方なくメンフィル軍に加わるが、人間も闇夜の眷属も関係なく民のために行動するリウイに惹かれていく、ある意味ツンデレなキャラ。
ティファーナ・ルクセンベール 声:神崎ちひろ
ミレティア保護領の領主。真面目な性格で、ちょっとお堅い女性。
性格的にも政治的にもレアイナとは相性が悪く、進め方次第ではレアイナに調教されて精神が壊れる。
「夜爪団のアジト」で何回か発生する仲間にするための「萌えイベント」が人気の秘訣。
レアイナ・キース 声:紫苑みやび
娼婦ギルド出身の現・都市国家群国家長で、この作品の「エロ担当」。昔は傭兵をやっていたらしい。
「オバサン」呼ばわりするラージャや娼婦を見下しているティファーナと仲が悪く、特にティファーナとは政治的にも性格的にも対立している。ちなみに、色っぽい見た目とは裏腹に性魔術はちょっと苦手。
中立・ロウルートのHは「ビジネスパートナーとして体を許す」感じなので、あまり純愛要素はない。
ニーナ・クオパス 声:本田みか
クラナ王国で崇め奉られている預言者で「魔性の巫女」と呼ばれている。物静かで儚い雰囲気の女性で、外見は若いが実は100年以上生きている。意外にも「エロ担当」だったりする。
フェイエ・ルート 声:はるかめぐみ
ティルニーノ部族国の女王。本来なら既に任期を終えているが、グルーノ魔族国との戦いが終わらないため、未だに女王の座に座り続けている。女王なだけあって、真面目で責任感・正義感が強い。
仲間に加わるのが遅いので、最初の方で登場するラピスやリンよりもイベントが少なくて影も薄い。
シルフィア・ルーハンス 声:青山ゆかり
メンフィル近衛騎士団長で、神格位を持っているマーズテリア神殿の元聖騎士。
現在は「半魔人の王に仕えた」という理由で神殿から破門されている(神格位は持ったまま)。
戦場の最前線に立つと「本格的に魔王の軍門に下った」と見なされて神格位剥奪の可能性もあるため、
国を守る最後の要として王都に留まり、国王不在の本拠地を守り続ける。
ディアーネ 声:萌木唯
グルーノ魔族国を支配する魔人でフェイエの天敵。Hが大好きで性魔術を得意としており、己の気の向くままに他者の命を奪うことを悦びとする魔人らしい魔人。不用意に彼女を抱くと生命を吸い尽くされてしまうので注意。
リネア・エーアスト 声:渋谷ひな
元傭兵の女騎士で、現在はメンフィル王国近衛騎士団副団長。戦場に出られないシルフィアの事情もあってシルフィアの代わりに戦場の最前線に立つ。責任感や義務感が先走ってしまいピリピリしているため、いい加減な性格のブラムと口喧嘩ばかりしているが、周りから見ると「喧嘩するほど仲が良い」としか思えない。
リシェル・フルート 声:伊藤瞳子
魔導技術の武具を扱うことのできる戦士で、レアイナの命を受けラクの街を守る警備隊長をしている。
性格が真面目すぎるのでラージャのような「必要悪」に対して抵抗があり、たまに衝突することもある。
もうすぐ三十路だが、仕事一筋で色恋沙汰とは無縁だったため、未だに処女。
ラージャ・レネーテ 声:富樫ケイ
リウイとは長い付き合いの盗賊の少女。以前から興味を持っていた「貴族の生活」を体験していたが、王城暮らしに飽きたので現在は再び盗賊をしながら各地を転々としている。
メルキュール・リネット 声:逢川奈々
傭兵を派遣する店を営んでいる盗賊。とにかく酒が好きで、四六時中酒を求めている。
胸の形に自信があり、形ならカーリアンの胸にも負けてないらしい。
分捕りのスキルが無い分ラージャやチキよりアイテム回収の効率は悪いが、必ず役に立つ時が来るので、育てておいて損は無い。
チキ・インディス 声:金松由花
「ラギールの店」の売り子。奴隷の身分なので、逃げられないように鉄球の足枷がはめられている。
か弱い少女のような外見だが戦場に出ると別人で、戦闘能力は最強クラス。色々と謎が多い少女で、
これだけ強いのに何故奴隷の身分なのかが理解できないが、過去について語られることはない。
エクリア・テシュオス 声:カンザキカナリ
カルッシャ王国第一王女でイリーナの実姉。圧倒的な魔力を持ち、実質的にカルッシャを動かしている。
三姉妹の中でただ一人「フェミリンスの魔女」である母・リメルダの魔力と呪いを受け継いでおり、いつも戦いの衝動に駆り立てられている。本能的に魔族を憎んでおり、リウイを殺したくて仕方ないが、次第にその憎悪は「魔族に囚われて不幸なはずなのに幸せになってしまった」妹へと向けられる。
セリーヌ・テシュオス 声:蓮香
カルッシャ王国第二王女でイリーナの実姉。生まれつき病弱で、いつもベッドの上で生活している。
姉・エクリアを駆り立てる「フェミリンスの呪い」について調べており、色々な書物を読み漁っているが、
メンフィルに嫁いだ妹・イリーナのことも気掛かりなので、イリーナとは文通で連絡を取り合っている。 |
内容 |
<システム>★★★★★★★★☆☆8
セーブ/ロード |
100個 |
CG/シーン回想 |
あり |
スキップ |
あり |
オートモード |
あり |
バックログ |
あり |
ボイスリピート |
あり |
音量調節 |
可能 |
ディスクレス |
可能 |
右クリック |
メニュー呼び出し |
会話はADV形式で一般的なADV作品と同じです。一部のイベントCG(エロ絵)はサイズが大きいため、
ウィンドウをスクロールさせて閲覧する形式になりますが、これが意外と面倒だったりします。
戦場パートはSLG形式で「ロボット大戦」に近いですが「味方ターン・敵ターン」で行動する形式ではなく、敵味方関係無しで敏捷性の高いキャラから行動可能となります。
「ラウンド制」を採用しており「1ラウンド500フレーム」の設定になってますが、戦場でセーブできるのは次のラウンドに移行する時のみで、「中断」が出来ないのはちょっと不便でした。
HPが0になると「死亡」して二度と登場しませんが、イリーナやブラムなど一部のキャラは戦場に出せなくなるだけで、会話パートには引き続き登場します。
<音楽>★★★★★★★★★★10
主題歌:「導かれし魂の系譜」 Vo.島宮えい子
フルVer.はBGM観賞モードで聴けますが、発売中のサントラにも収録されています。EDを見た後だと「いつかは幸せな日々が訪れる事必ず叶うと信じてた」の意味がよく分かりますが、2番のサビが1番と同じなのはどうにかならなかったのでしょうか。
<声>
色々な作品でメインヒロインを演じている声優さんが多く、手堅い声優陣だと言えます。ただ、ニーナやセリエル&セリーヌの中の人は演技がぎこちなくて、「もう少し頑張って下さい」という感じでした。
・大波こなみさん(イリーナ、リスティ)
凛とした大人系ボイスとロリボイスの二系統の声が堪能できます。リスティは個別イベントが少ないので出番も少ないですが、メインヒロインであるイリーナは出番が多くて、最後の最後まで大活躍です。
・逢川奈々さん(ラピス、メルキュール)
ラピス&メルキュールと性格やテンションが正反対の2キャラを演じてますが、演じ分けはできてます。
テンション高めのメルキュールも良いですが、やはり何と言ってもラピスでしょう。
・岩泉まいさん(リン、マーリオン)
ロリでカワイイ声の役が多い声優さんですが今回は定番の「妹キャラ」とは少し異なり、リンはちょっとツンツンした感じの声で、マーリオンは聞き取りにくい程ボソボソと喋ります。
・萌木唯さん(ディアーネ)
硬い言い回しが多いキャラなのに、声はかなり高音でロリ気味というアンバランスさが良かったです。
・金松由花さん(リオーネ、チキ、ネージュ)
リオーネは初登場と仲良くなってからでは雰囲気が別人で、最初の方はピリピリして尖った感じですが、イベントが進んでいくと棘が抜けていき、真面目なお姉さんキャラに変わっていきます。
チキも激しい二面性を持ったキャラで、店番をしている時や普通の会話ではか弱い声でボソッと喋りますが、戦場に出ると邪悪キャラに変わって「チッ!」とか「〜やがる」と口が悪くなります。
攻撃の掛け声が「死ねぇ」とか「フンっ!」とかステキすぎです。
<絵>★★★★★★★★☆☆8
前作同様、鳩月つみきさんが原画担当。前作と比べて幼さが無くなり、表情が少し硬くなってます。
キャラが異常に多いので顔の描き分けが微妙ですが、目の形や色、髪型などに変化をつけて、判子絵にならないように色々と工夫したように見受けられます(でも基本的に顔の作りは皆同じ)。
どのキャラも体のバランスがとても良くて、「巨乳」という設定になっているキャラも垂れず大きすぎない形の良い綺麗な乳をしてます。中でも「魔性の巫女」と呼ばれているニーナさんのエロさが抜群で、「黒下着の巫女さん」は横たわっているだけでも色気が漂っていてエロいです。
凌辱系のHシーンでは「虚ろ目」を予感させる文章も出てきますが、実際には虚ろ目のCGはほとんど無くて「ここは虚ろ目だろ?」と思う場面もありました。
カオスルート限定の「シルフィア凌辱」は絶好の虚ろ目ポイントだと思ったんですけどね。
<シナリオ>★★★★★★★★★☆9
前作はメンフィル王国を乗っ取ることが目的で舞台もメンフィル内がメインでしたが、「2」では舞台が地域全体に広がり、多くの国・勢力と戦うことになるためシナリオ量が膨大で、エロゲーの中でも最大級のボリュームと言っても良いんじゃないかと思います。
ルートがロウ・カオス・中立に分かれているため、ロウルート・カオスルートで最低でも2周はする必要があり、キャラ別の個別エンド(中立)を制覇しようとすると何周も繰り返してプレイしないといけないので、プレイ時間があまり確保できない人や長いゲームが苦手な人は大変です。
ゲーム開始当初の目的は「カルッシャ王国に行って無実を証明する」ことになりますが、魔族殲滅を目指す姫将軍エクリアと覆面の魔術師が各国を煽ってメンフィル王国と戦わせるため、カルッシャ王国に行くまでに色々な国と戦うことになります。
国の代表である「国王」は一応どの国にも存在するようですが立ち絵も出番も無く、お姫様達が国の代表になっていて、設定はかなりご都合主義です。まぁ、主人公以外の男が活躍しても仕方ないですが。
カルッシャ王国に行くまでに多くの街や城に立ち寄り、多くの女性キャラが仲間になっていきますが、仲間に加わった女性キャラには個別のイベントが用意されており、ロウ・中立ルートでは会い続けていれば純愛・和姦系のHイベントに辿り着きます。
しかし、Hイベントの後はキャラ別エンドくらいしかイベントが残っていないので、Hイベント後にティファーナやラピス・リンと会えたなら、いつも以上にツンツンしていたり、さり気なく上目遣いで誘惑されたりと素敵な事になっていたのではないかと思うと残念でなりません。
仲間になる女性キャラが多い分、キャラの間には格差があり、ラピスやリン、ティファーナのイベントは回数も多くて内容も濃いですが、ニーナやフェイエなど中盤以降に仲間になるキャラは待遇が悪く、特にフェイエは「いつの間に?」と思う程さりげなく仲間に加わり、出番もイベントも少ないです。
新しく女性キャラをたくさん追加したのだから、前作からいるキャラのイベントは極力抑えて、新キャラの魅力をたっぷり感じられるようにしても良かったのではないかと思います。
妻のイリーナや人気キャラのカーリアンは別として、リネア・シーマ・エスカーナの三人組や、ティナ・ペテレーネのイベントやHシーンは多少削っても問題無いと思いますが。
作品中、日常会話を含めて一番イベントが多いのは妻であるイリーナで、個別イベントも多いですが、戦闘前の会話でもリウイ&イリーナがメインになることが多いです。
魔人の血が濃くなって殺戮の衝動に駆られるリウイを何とか落ち着かせようと説得したり、お互いがお互いを大切に思いすぎて逆に気持ちがすれ違ってしまったりと、もどかしいイベント満載でした。

この作品は「姫神フェミリンス」がキーワードで、リウイがカーリアンではなくイリーナと結婚した理由、エクリアが仮面を付けている理由や戦いに飢えている理由がこの「フェミリンス」で説明できてしまいます。
本作では「戦女神U」で登場した「エクリア・フェミリンス」と姫将軍エクリアの関係や、フェミリンスの血を継ぐ者の運命など、「戦女神」「幻燐の姫将軍」両方に関する謎を解明するために、「フェミリンス」がどういう神だったのか、フェミリンスと魔術師ブレアードの関係、エクリア・セリーヌ・イリーナの三姉妹を苦しめる「フェミリンスの呪い」について、そしてフェミリンスの子孫と半魔人の定められた運命など、色々な設定が明らかになっていきます。
中盤で「神殺し」セリカと、後に第一使徒となるエクリアが出会い、中立ルート(個別エンド)を経て「戦女神」シリーズへと物語は続いていきますが、本作のエクリアは「声が一緒」なだけで中身は全然違って妹の幸せに嫉妬する嫌な姉でしかないので、「戦女神U」でエクリアが好きだった人ほどその違いにショックを受けるはずです。イリーナ様が.・゚・(ノД`)・゚・。.
「幻燐2」から「戦女神」に至るまでに何があったかは次回作以降で扱われるみたいなので、全てが明らかになるのは何年も先になるようです。
ロウEDだとイリーナ様と幸せな未来を築けますが「戦女神」シリーズに繋がる正史は中立ルートです。1周目でカオスルートに進むとクリアするのが難しいし、ロウEDを見た後でカオスルートに進むと凹むので、個別→カオス→ロウの順で進めることをお勧めします。
ついでに、カーリアンと一緒に仲間になるクソ生意気な「風使い(ミオ)」が最後まで生きていると、ロウEDでカーリアンを連れて旅に出てしまいます。
カーリアンを引き留めようとするリウイに「一緒に行っても構いませんわよ?」と怒るイリーナ様も萌えますが、ミオが死んでいる場合はカーリアンとイリーナ様で火花を散らすイベントに変わります。
ミオがいても大した戦力にはならないしムカつくことが多いので、さっさと殺してしまいましょう。
<エロ>★★★★★★★★☆☆8
ロウルート・中立ルートでは純愛系がメインで、カオスルートでは凌辱系のHが多いので、実用性の高いエロはカオスルートに期待しましょう。
基本的にリウイ×女性キャラのHシーンが多いですが、凌辱系のHには他の男のエロもあります。
(ナザックのリシェル凌辱とかブラムのリオーネ凌辱とか)
Hシーンの尺は長めですが、「大人のセックス」な感じでちょっと硬派な印象を受けます。
側室にいる女性キャラには好きな時に奉仕させることができますが、キャラによっては「誰かとセット」や「カオス値○○以上」等の条件がある場合もあり、カオス値が999になると「奉仕2」は選べなくなるので大金が入るレアイナの「奉仕2」が使えなくなって経済的に結構な痛手となるので注意。
「奉仕」はほとんどが同意無しの無理矢理なHなので、相手が嫌がってるシーンも多く、「快楽優先」の内容が多いため基本的に相手への気遣いや愛はありませんが、イリーナやペテレーネ、セリエルの「奉仕」は例外で普通の和姦になってます。
女性キャラを「側室」に入れない場合は、足繁く会い続けてイベントを進めればHイベントに発展します。
妻のイリーナにとってリウイの行動は完全に「浮気」ですが、イリーナ様は「子作りも国王の仕事」と何度も自分に言い聞かせて我慢してくれますし、リウイは「来る者拒まず」な男なので浮気しているという考えすら無く、他の女性を抱くことに対して全く躊躇いはありません。お姫様達の方もリウイが好きなので、結果的にHの内容は結構ラブラブです。
また、ロウルート・中立ルートのHは個別エンドの必須条件になってます。 |
まとめ |
・「戦女神2」のエクリアも登場するが、姿が同じだけで中身は全然違うので過度の期待はしないこと
・大波こなみさんや逢川奈々さんが大活躍するので、ファンにはたまらない一品
・3〜4周プレイすることが前提でかなりの時間を要するので、手軽なエロゲーが好きな人には不向き
・Ver.2の追加ディスクがメーカー通販で購入可能になったので、持ってない人は是非購入を勧める |